フランス料理の発展・普及を目指す活動

フランス料理の発展・普及のため、料理講習会や貴重な料理書・資料の収集保存を始め、様々な活動を行っています。

第4回
現代フランス料理講習会

第4回 現代フランス料理講習会を終えて

カミーユ オーナーシェフ 上柿元 勝 氏(寄稿)

8月の福岡に続き九州で2回目となる第4回現代フランス料理講習会を鹿児島にて開催しました。講師は鹿児島サンロイヤルホテル洋食部総料理長、濵田伸一氏と上柿元が務めました。
メニューは、濵田氏による「フォアグラのクレームブリュレ ブルーベリー添え」と地元阿久根で獲れるタカエビを用いた「タカエビの生ベーコン巻き、赤ピーマンのムース添え」の2品。火入れの温度や調理手順を丁寧に、そして基本の大切さについても話していただきました。また、地産地消や地元料理人の育成を熱く語っていただきました。
私は「さつま赤鶏の煮込み バスク風」と熊本支援のひとつとして「熊本産赤ナスビのコンポート ショウガ風味のアイスクリームを添えて」の2品。地元食材を使うフランス地方料理の素晴らしさや煮込料理とワインについての話、また熊本を料理で元気にするための応援計画について話しました。ナスビのコンポート、これは南阿蘇村の赤ナスビ自体の糖度が他のナスビより高く、デセールに向いていると思い使いました。
参加者は地元ホテルやレストランの料理人および今村学園の生徒さん達で総勢45名でした。講習会の合間に、エスコフィエ協会の活動や今後の方針について語りました。また、フランス料理の基本の大切さや地産地消の推進、学校での食育活動などについても語り、参加者の皆様から今後もこのような講習会を地方でも続けてほしいとの意見が寄せられました。
当日は会員の北田雅史氏(レストラン ミディソレイユ)と加藤隆氏(鹿児島サンロイヤルホテル)、並びに今村学園職員の皆様にご協力いただき、活気ある充実した講習会となりました。今回の受講料はすべて9月20日に熊本県南阿蘇村で行った復興支援講習会において、南阿蘇村に寄付させていただきました。

被災地支援:熊本復興支援
南阿蘇の食材を使ったフランス料理講習会

南阿蘇の食材を使ったフランス料理講習会を終えて

カミーユ オーナーシェフ 上柿元 勝 氏(寄稿)

9月20日、熊本県南阿蘇村にて震災地復興支援として「南阿蘇の食材を使ったフランス料理講習会」を開催しました。坂本理事も福岡より同行し地元のシェフにもご協力いただきました。料理人、生産者、JA関係を含め38名の方が参加されました。
地元のイワナを使った魚料理、地元の野菜を使ったラタトゥイユ、赤ナスビのサラダ、赤牛のステーキに合うマルシャンドブールを実演しました。南阿蘇村村長、副村長にも一緒にご試食いただき、当協会からの災害見舞金をお渡ししました。
講習会の中で当協会の方針や活動について述べ、多くの参加者の皆様から感謝の言葉をいただきました。今回の講習会では、震災で大きな被害を被ったペンションの小山鉄平氏や、全壊した温泉の経営者河津様ご兄弟に大変お世話になりました。地元メディアも多数取材に訪れてくださいました。今後も熊本復興支援のために、地元生産者と共に地元食材を使用したメニューの開発を続け、協会としても力を注いでいきたいと思います。

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