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- 2017年度総会
平成29年度 一般社団法人日本エスコフィエ協会
総会・晩餐会・「ディシプル章」授与式
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総会
一般社団法人日本エスコフィエ協会総会が6月5日(月)午後4時20分よりホテルオークラ東京オーチャードルームにおいて282名の出席のもと開催され、29年度の事業計画案・同予算案、役員改選案等の議案は滞りなく承認されました。坂井美穂氏を講師に迎えた講演会に続いて晩餐会がアスコットホールで開催され、盛会のうちに幕を閉じました。
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司会の今井相談役により出席者への感謝の辞が述べられたのち、福田会長より総会の開会宣言がされました。議長には佐藤伸二副会長が選任され、正会員数1702名、出席者282名、書面評決者632名、委任状279名、合計1193名で、定款17条により総会が成立することが承認されました。議事録署名人は福田会長、伊佐副会長が指名され、賛成多数により承認されました。
議案審議事項
- 【第1号議案】
新役員人事について -
佐藤副会長より人事について説明があった。大庭前会長、柘植理事の退任、永畑理事の辞任、および、あらたに4名の理事、池内渉、伊藤文彰、曽我部俊典、中宇祢満也の各氏が理事会総意として推薦され、賛成多数により原案通り承認された。
- 【第2号議案】
平成28年度事業報告 -
善養寺理事より平成28年度事業報告が行われた。出版は『エスコフィエの技 現代の術』を販売。会報は年4回の発行を通じてフランス料理に関する情報と協会活動を発信した。広報はホームページへのアクセス数が増え、会員との情報共有化を推進した。講習会・講演会は、平成28年8月25日、現代フランス料理講習会を開催し、90名の参加をいただいた。料理フランス語通信教育は、6名が受講した。国際交流は世界連盟総会に担当理事を中心に参加。エスコフィエ財団、諸外国のエスコフィエ協会との交流を図った。フランス料理勉強会は平成28年11月2日に、35名が参加。フランス料理コンクールは第8回を開催。88名の参加者が登録され盛大なコンクールとなった。震災被災地支援は平成28年4月熊本、大分地方における震災で被災した会員に対し9月に見舞金を送付した。『母と子のキャンプ』調理指導は、平成28年10月29日、30日「国立淡路青少年交流の家」にて開催。社会福祉食事会は平成29年1月26日(木)「第29回ホテルでフランス料理を楽しむ社会福祉食事会」を名古屋観光ホテルにて開催。親睦事業は調理師学校の成績優秀生徒に「エスコフィエ協会優秀奨励賞」を授与。会員名簿補遺版を発行した。50周年記念誌は市川副会長を中心に完成を目指している。管理部門はメゾンオノ3階に「サロン・ド・ヤマモト」が完成。1階の改装が終了した。第2号議案は賛成多数により承認された。
- 【第3号議案】
平成28年度収支報告について -
前財務担当である福田会長より平成28年度収支報告が行われた。収入の部は4833万1千円。予算に対して70万円ほどのプラス。支出の部は4354万8千円となり予算に対して353万5千円のマイナス。92.5%の達成率となった。会報、料理コンクールなどの公益事業における多くの協賛が支出を抑える要因となり、478万2千円の繰越金、当期事業正味財産8914万円という実績となった。
■平成28年度公益目的支出計画実施報告
堀田副会長より公益目的支出計画実施報告が行われた。昨年度末の残額が約1300万円の予算に対し、約2000万円が残り、差額が約700万円となった。9月までに差額消費の目途が立たなければ内閣府に計画変更届を提出する。その際は理事会決議が必要となる。残額が増えた原因は会報事業で広告費収入が増えたこと、及びコンクールで協賛、寄付金が多数集まったことである。
■平成28年度監査報告
吉田監事より、当協会の平成28年度会計、業務、公益目的支出計画の収支状況について監査を行った結果、財産状況は正しく示され、事業報告の内容は事実であり、会計および業務は適正に執行されたと報告された。以上、第3号議案はすべて承認された。
- 【第4号議案】
平成29年度事業計画案について -
能勢事務局長より平成29年度事業計画案が発表された。出版:『エスコフィエの技 現代の術』は500冊の販売を予定している。会報はエスコフィエ通信を年4回発行。広報はスマートフォン版ホームページの公開、フェイスブックによる情報共有を計画している。講習会・講演会事業は本日67名が新たにディシプル授与された。料理フランス語通信教育は参加者が減少傾向だが、現在4名が受講。今年度の目標は8名である。国際交流は2018年の世界連盟総会は福田会長が国際副会長として出席予定。フランス料理勉強会は東京・大阪で隔年開催とすることを計画している。フランス料理コンクールは平成30年度開催の第9回コンクールに向け準備を進める。被災地支援活動は9月にボランティア活動を予定している。母と子のキャンプは徳島で5月に、当協会に対し感謝状と記念品が贈呈された。社会福祉食事会は6月14日にメトロポリタン仙台にて開催予定である。親睦事業は調理師学校生徒へ優秀奨励賞授与を予定。会員名簿の作成も実施する。賛成多数により第4号議案は承認された。
- 【第5号議案】
平成29年度収支予算案について -
財務・経理担当太田高広理事より平成29年度収支予算案が提示され、承認された。
- 【第6号議案】
前会長の名誉会長就任 -
佐藤副会長より大庭前会長の名誉会長就任が理事会の総意として提案され、承認された。
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各議案書の詳細は下記よりダウンロードしてください
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講演会
「フレンチ薬膳(美肌、痩身の極意)」
モデルとして憧れのパリに渡り3年ほど活動したころ、母の病気の知らせを受けて帰国。肺がんで余命宣告を受けた母を支え、食べ物でサポートできることはないかと探してたどり着いたのが薬膳でした。父がフレンチの料理人で料理書に囲まれて育ったこと、パリにいたときにファッション関係のパーティで見た美しい盛付に魅了されたことなどから自分で料理を作るとどうしてもフランス風になり、そこからフレンチ薬膳が生まれました。薬膳についてのブログが本になり、ラジオ番組やJALの会員誌でもフレンチ薬膳が取り上げられて活動が広がり、今では通信教育講座や商品開発などにも携わっています。例えばレストランの商品開発であれば、美肌や健康に効果のある食材のご提案ができます。今後も食を通して健康、美容とを提案し、フランス料理にも関われたらと思いますのでご興味のある方はぜひお声をおかけください。
国際薬膳調理師
フレンチ薬膳プロデューサー
坂井 美穂 氏