料理を通じた社会貢献活動

料理指導を通した食育や、障がいのある方とご家族をご招待する食事会、被災地支援など、
フランス料理を通した社会貢献を行っています。

2018年
親子ふれあいキャンプ調理活動

集合写真
  • 開催日平成30年10月20日(土)
  • 場 所国立淡路青少年交流の家
  • 主 催公益財団法人徳島県母子寡婦福祉連合会
  • 協 力一般社団法人 日本エスコフィエ協会
  • 食 数43食
  • 協 賛(有)安富商店
調理指導
佐藤 伸二(日本エスコフィエ協会 副会長)
池内 渉(日本エスコフィエ協会 理事)
杉山 健二(有)ロワール
新井 栄次(株)ときわ
宮崎 光市(有)ロワール

2018年秋に開催際されました「親子ふれあいキャンプ」につきまして担当理事の池内様より寄稿いただきました。

池内 渉 氏
(株)ときわ 取締役総料理長

  • 平成30年10月20日「親子ふれあいキャンプ」が開催されました。開催にあたり、徳島県母子寡婦福祉連合会事務局長 大端様をはじめ本協会の副会長 佐藤氏・(有)ロワールの杉山氏、宮崎氏・(株)ときわ樫野倶楽部 新井氏・(有)安富商店取締役営業部長 西浦氏には甚大なるご協力を賜り本当に有難うございました。
    ここ数年、台風の影響を受け続けてきた親子ふれあいキャンプでしたが、今年は良い天候に恵まれ秋晴れの中、清々しく迎える事が出来ました。多忙な日常生活の中で、家庭で食べる食事でも手軽に調理できる冷凍食品・加工食品などのファストフードが増え、本来の『手作り』の食事を食べる機会が減少しています。結果、子供たちも食材本来の味を知る機会が少なく、食育に警鐘が鳴らされています。味覚もそうですが、食事自体に関心を持つ子供が少なく『料理』に対する興味も薄れていく事も懸念されています。
    私たち料理人は子供たちへ食事本来の楽しさや大切さを伝える事で、食育の発展を進めていく事が大きな使命だと考えています。
  • 今やインターネットやSNSが普及し、情報は簡単に手に入る時代になりました。しかし、それらでも得る事が出来ない事こそが『実体験』です。親子ふれあいキャンプではその実体験に重きを置き、またそれを親子で行う事こそに意味を持たせています。火を起こし、お肉をグリルしたり煮込んだりして出来立ての料理を食べる。食材の切り方や触感、焼きあがる香ばしい香り、火の温かさや水の冷たさ。そういった実体験による経験こそが大切な事だと思います。またそれを親子で共有する事で、子供たちは日頃家庭で食事を作ってくれる父母への感謝を、父母は普段見る事が出来ない我が子の積極的に料理をする姿に成長と愛しさを感じる事が出来る。時折見せる、向かい合った親子の笑顔が何よりの証拠です。
    本来食事は家庭のコミュニケーションの原点です。私自身、子供たちと料理を作る中で、改めて食の大切さ『食育』を教えられました。
    私たち料理人は、今後も協会の活動の中で次世代を担っていく子供たちに正しい食事を正しく伝え、健康で豊かなより良い未来創りのサポートをしていきたいと考えます。
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