一般社団法人日本エスコフィエ協会の総会が、6月9日(火)午後4時20分より、ホテルオークラ東京「曙の間」「平安の間」にて開催されました。一般社団法人の道を進むという重大な議案が決議された本年の総会。そして晩餐会には582名の方々が出席、山本直文永世名誉顧問夫人を始め、講演をお願いしたピエール・ボードリ氏他、協会事業関係の方々をお迎えして盛会となりました。晩餐会会場「平安の間」には、小野正吉永世名誉会長の13回忌ということで展示されたゆかりの品々も、協会の歩んできた歴史を物語っていました。

浅野和夫会長による開会宣言が行われ、柘植末利事務局長により、京滋地区委員佐藤伸二氏が総会議長として指名され、賛成多数で承認の後、定足数の報告が行われました。 | ![]() 議長を務めた佐藤地区委員 |
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![]() 柘植事務局長 |
[第1号議案] ●事業報告 ●決算報告 ●会計監査報告 以上、3つの報告を賛成多数で承認。 |
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【第2号議案】 ●事業計画案 ●収支予算案 2つの案の執行を賛成多数で承認。 | ![]() 米津副会長 |
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○役員の選任
平成21年9月13日以降の役員の選任について、浅野会長により現在の理事27名、監事2名を再任したいとの希望があり、全員承諾の上、2年間、同役員で執行を続けたい意向が説明され、賛成多数で承認。
○一般社団法人の道を選択
法人の目的、事業内容、財務内容を考慮した場合、公益法人化に伴うリスクの発生、一般社団法人による活動上のメリットにより、日本エスコフィエ協会は一般社団法人へ移行することが最善策であることが報告され、賛成多数で決議された。
○ディシプル会員の条件について
年会費の滞りない納入、総会・晩餐会の出欠の返事など、会員として当然の責務を果たしているかどうかも、ディシプルの昇格条件にする旨を内規に盛り込む提案がなされ承認された。

「時間と余裕−フランス人の異見−」
昨年5回に渡り、本誌エッセイにご寄稿いただいたピエール・ボードリ氏が「時間と余裕」をテーマに講演。時間といえば、日本人は働く時間を考え、フランス人は、バカンス(遊ぶ時間)を考えるという時間感の違い、フランスに於けるバカンスの始まりと労働者が勝ち取ったバカンスの歴史。休日は体を休めるために、そして教養を養うためにと唱えた日本の経営者、松下幸之助氏による日本人の休日への変革。幼い頃のモンターニュのバカンスの思い出。ミスター・ビー、ジャック・タチ監督の映画の中に見る庶民のバカンス、エピソードなどを日本の文化にも造詣の深い氏が、ユーモアとウイットを交えて2つの国の時間と余裕を次々に語った50分間。最後に「自分の人生を考えるようにバカンスを真剣に考えてください」と、勤勉な会員への一言で締めくくられました。 | ![]() ピエール・ボードリ氏 |
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