晩餐会に先立ち、浅野会長によりご来賓の方々や1年ぶりに会した会員に向けての挨拶が述べられました。
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![]() 一般社団法人日本エスコフィエ協会 会長 浅野 和夫 |
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平成22年度一般社団法人日本エスコフィエ協会総会・晩餐会に、ご多忙にもかかわらず会員の皆様には多数ご出席いただきまして誠にありがとうございます。
本日の講演では、フランス料理界の大先輩であるお二人、初代会長・小野正吉氏、二代目会長・村上信夫氏について大変貴重なお話を伺い会員の皆様も感銘を受けられたと思います。この感激を忘れずに、これからもフランス料理の発展、研鑽に努めていただきたいと思います。
また本日は112名の会員がディシプルに昇格されました。日本エスコフィエ協会のディシプルとしての誇りと自覚を持って、フランス料理の発展と普及、食文化、食育を育むとともに、若い料理人たちの技術の指導、人材育成により一層努めていただきたいと思います。
景気の低迷は依然として続いておりますが、協会といたしましても、広告クライアントの獲得など、事業活性のために積極的に活動を続けております。
本年は、日本エスコフィエ協会が隔年に行っております料理コンクールの開催年にあたり、ぜひ成功を収めたいと8月25日決勝に向けて準備を進めております。
課題であります一般社団法人へ移行については、現在、担当役員が専門家の指導を受け移行の手続きを進めております。社会状況はまだまだ厳しさが続くことと思いますが、日本エスコフィエ協会は会員の皆様と共にこの難局を乗り切るべく全力を尽くして参ります。
今後とも一層皆様のご協力をお願いいたします。
晩餐会には急なご公務によりご出席のかなわなかった駐日フランス大使フィリップ・フォール閣下に代わりご臨席いただいた駐日フランス経済公使ルイ・ミシェル・モリス様に来賓のご挨拶をいただきました。
![]() 駐日フランス経済公使 ルイ=ミシェル・モリス |
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皆様Bonsoir、こんばんは。
家内と一緒にフランス経済公使として、大使代理として皆様とご一緒できますことをとてもうれしく思います。
オーギュストエスコフィエはシェフの中の王様であり、王様の中のシェフでした。ガストロノミーを代表するエスコフィエは日本で賞賛されています。日本は文化と食文化にとても伝統のある国です。500人以上の方がご臨席なさっている今晩の晩餐会はその証しと言えます。また、東京のほうがパリよりミシュランの星が多いのは偶然ではありません。日本のシェフは才能に恵まれていて、弟子が師匠を越えてしまう話を良く聞きます。
また日本人はフランス人の文化に敏感です。日本人はフランスの良質で快適な生活、「ラドン ヴィ ア ラ フランセーズ La dans vie a la française」をいろいろと捜し求めています。エスコフィエは伝統料理人の代表です。同時にイノベーションと創造のシンボルでもあります。彼は雰囲気とサービス主義を結ぶコンセプトを作った原点の人です。日本エスコフィエ協会の皆様のフランスガストロノミーの普及への熱意に大変感謝いたします。
日本エスコフィエ協会は日仏のガストロノミーの交流にとって大切です。末永いご発展
をお祈り申し上げます。そして浅野会長と皆様に心から感謝申し上げます。最後に昨夜のサッカー(ワールドカップ)での日本のチームの素晴らしい試合を祝福いたします。
駐日フランス経済公使
ルイ=ミシェル・モリス
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「私どものホテルで日本エスコフィエ協会のガラディナーを行いましたのは平成17年、当時古谷ムッシュが協会会長を務めた最後の年でした。早くも5年の歳月がたちますが、お亡くなりになった古谷ムッシュに進歩がないと笑われないよう本日の料理を一生懸命用意させていただきます。」来賓の方々、会員への挨拶に引き続き、ホテルニューオータニ 伊佐最高料理顧問からメニュー説明が行われました。 |
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